悠々blog

アイドルとかについて

武藤彩未 「パラレルワールド」 ~王道、かつ反時代的なスタイル~

2014年、「ソロアイドルの時代が来る!」というアジテーションとともに

新しいムーブメントが一部で起こっていた。

その中心に武藤彩未はいたように思う。

 

でも俺はスルーしていた。

 

血気盛んな26歳は、沢山の女の子達によるワチャワチャして

アガれるアイドルソングの方が聞きたかったのかもしれない。

 

 

武藤彩未の新曲「パラレルワールド」が妙に良い。

 

キュートなシンセリフからしてツボだ。

そしてなんといっても武藤彩未の歌である。


本来、彼女のボーカルは生楽器と相性が良さそうなタイプ。

しかし今作において、彼女の歌がシンセ主体だけど明るくてウォームな

音世界にはまった感がある。

 

伸びやかな声、繊細なビブラートによる

感情表現と浮遊感。(そして実際に跳ぶ!)

歌って良いなと素直に思った。

 

現代アイドルは情感を込めて歌わない。

歌そのものに気持ちを込めるというよりも、

歌う様がエモーショナルであれば良いみたいな感覚がある。

 

武藤彩未は歌う。

歌に想いを乗せる、歌の世界観を伝える。

そういう王道、かつ反時代的なスタイルである。

 

かつて”コピンク*”として歌っていた宮本佳林を思い出す。

(2人を結びつけるのは松田聖子だ)

 

2015年、ソロアイドルの時代が来るのかは分からない。

 

でも、強く、そして限りなく優しく聞こえる「Wow」に

しずかな高揚を覚える。

何かが変わる予感がしている。